社会調査懇談会「その悩みや思いを語る」にご出席くださった方々からさまざまなコメントを頂戴しました。
そのいくつかをこのブログで紹介しています。第2回目は林健太郎さんから寄せられたコメントです。以下引用します。
調査そのものに関する知識がないので、お話しを聴きながら考えさせていただきました。
そもそも研究という手法が非常に制限された、バイアスのかからざるを得ないものであるという認識がある中で、アンケート調査というもの自体が、解答者にとって“稚拙である”と感じられるようなものであったとしても、その一般化された結果を、自らの視点に基づいて、新しい知見を生み出すことに意義があるのであって、アンケートの方法論それ自体について、される人の視点を考えすぎるのでは良くないのではと思いました。
半ば逆説的に、そもそも研究から主観性は取り除けないでしょうから、研究者ご本人が現場に依拠している、つまり立場について深く考える必要があるのでしょうか……。
どうもありがとうございました。当日配布された参考資料についてはこちらからダウンロードできます。当日の模様については当ブログ8月11日付記事の印象記もご参照ください。