2010年12月4日に開催いたしました「調査実習という経験」にご出席くださった方々からさまざまなコメントを頂戴しました。そのいくつかを紹介しています。第5回目は柴山由佳里さんから寄せられたコメントです。
(調査は研究のためだけのもの?という問題について)
実習生さんたちの話を聞くと、「他者理解を通しての自己理解」の可能性は少なからずあるのかなあ、と重いました。が、忙しい大学生が面倒くさいことをやる動機としては、「自己理解」よりも、ゼミ形式というのが大きいのではないでしょうか。だから、研究者の調査の結果には、「自己理解」のような見返り(?)は少ないのかなと思います。
(今回のイベントに参加して)
研究やら報告やらというのは、「客観性なしには成立しない」という頭しか私にはなかったので、今回のお話しは新鮮でした。今でも、客観性が重要だという考えに変わりはありませんが、「自分にもインタビュー相手にも背景がある」ことを理解するには、とても楽しそうな授業だと思います。石川先生は何でも受け入れて下さりそうで、ぜひ授業を受けてみたかったです!
どうもありがとうございました。当日の模様については当ブログ12月9日付記事の印象記などもご参照ください。