2010年12月4日に開催いたしました「調査実習という経験」にご出席くださった方々からさまざまなコメントを頂戴しました。そのいくつかを紹介しています。第6回目は林健太郎さんから寄せられたコメントです。
(調査は研究のためだけのもの?という問題について)
教育的な意義を強く感じた。教師と学生の関係性の変化、教師・学生それぞれの在り方が問われている(すくなくとも私の中では)なかで、これだけ学生の成長できるプログラムとなる調査実習は、新しい教育の在り方にもなるかもしれない、と思った。
ただし、「研究」と「教育」には、合わない側面があるのかもしれない。この実習の場合、調査する側の成長にはもちろんつながるだろうが、これを研究成果として完成させる場合、やはり研究には仮説があり、恣意も必要であり、人間同士のコミュニケーションを純粋に成り立たせるのは難しいと感じなくもない。
(今回のイベントに参加して)
正直うらやましかった。学生が主体的に参加できるプログラム、そして見事に成長を感じとっている学生さん。私もこういう経験をしたかったというのが正直な思いです。
どうもありがとうございました。当日の模様については当ブログ12月9日付記事の印象記などもご参照ください。