まずは、調査対象としての身体情報として、ネット時代が生み出したビッグデータ及びその「新しい調査法」がもたらした市場調査の変化についてお話しいただきました。
インターネット環境の利用によって、調査のあり方が大きく変化したといいます。
そのひとつとして、ビッグデータの登場があげられます。それは、人びとの生活上の多様な行動軌跡をデータベース化することによって、簡単に分析することができるようになったというものでした。
それは例えば、ネット上の検索ワードやメールの題名と本文が分析され、それがターゲット広告に使われていることなどに見ることができます。
そうした「身体観の変容」の問題として、本来日常生活で意識して使い分けていたものを、無自覚のまま、第三者に統合的に記録分析され、ビジネスに利用されることについてお話しいただきました。