6月29日に研究会を開催します

来る6月29日(日)に研究会を開催することとなりました。みなさまぜひご参集ください。

【テーマ(仮)】
「調査と表現をめぐって
    —『めぐりあうものたちの群像』の試みから」

【日時・場所】
2013年6月29日(土)14:00〜17:30
立教大学池袋キャンパス7号館7301番教室
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/

【企画趣旨】
今回の研究会では、戦後日本の米軍基地と音楽についての調査研究をされている青木深さん(一橋大学特任講師)に話題提供をお願いしました。

青木さんは、戦後占領期から朝鮮戦争期に来日した米軍将兵と、当時そうした米軍に慰問を行った日本人楽団に対する膨大なインタビューや、それに関係する文書記録、写真、建物、使用された物に触れる調査に取り組まれ、その成果をこのほど『めぐりあうものたちの群像—戦後日本の米軍基地と音楽1945-1958』(大月書店、2013年3月)として上梓されました。

「1945年から1958年までの日本「本土」の米軍関係施設、さまざまな人々や物が行き交い交差していくなかで、演奏され聴かれていた〈音楽〉。そこで経験された時間/瞬間にどうすれば接近できるのか。 人々が生きた具体的な時間/瞬間をどう描き出せるのか。」上記の著書のなかで青木さんはそう問いかけ、表現のあり方を模索・実践されています。

そこで今回の研究会では、その約7年にもわたる調査の過程、作品化に至るまでの経緯、その中で模索された記述の方法などについての話題提供をもとに、調査と表現をめぐる諸問題について考える機会としたいと考えております。

NPOサーベイでは、第1回の研究会から「調査と表現」という問題に一つの焦点をあて、様々な議論を重ねてきました(過去の研究会の記録は本ブログ内にて公開しておりますのでぜひご覧ください)。

今回の研究会では、そうしたこれまでの「調査と表現」をめぐる議論とゆるやかに連続性をもちつつ、青木さんの調査と表現の実践から学び、活発な議論ができればと思っております。

本研究会はどなたでも参加できますが、ご出席をお考えの方はあらかじめ事務局( info@survey-npo.jp )までご連絡下さい。

コメントをどうぞ

コメントを投稿するにはログインしてください。