「量的調査研究の意義や疑問」盛会のうちに終了

2012年8月20日 by 事務局

2012年7月29日に早稲田大学にて開催いたしました研究会「量的調査研究の意義や疑問」は、おかげさまをもちまして盛会のうちに終了いたしました。

松本望さんによる話題提供はとても興味深く、その後の議論・交流も大変盛り上がりました。とても素晴らしいイベントとなったように思います。

ご出席いただけなかった方にも、ぜひ分かち合っていただきたく思います。そこで、研究会の模様につきまして、今後このブログを通してご報告していきたいと思います。どうぞご期待ください。

「量的調査研究の意義や疑問」開催

2012年7月20日 by 事務局

来る7月29日に研究会を開催いたします。

テーマ :
量的調査研究の意義や疑問
―認知症グループホームにおける虐待予防に関する研究を通して―

話題提供 : 松本望(日本社会事業大学大学院博士課程)

日時 : 2012年7月29日(日)14:00〜

場所 : 早稲田大学早稲田キャンパス26号館502教室
 ( http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html )

趣旨 :
現在、量的調査を手法とする研究はいかに進めることができるのでしょうか。またそこからいかなる知見を得ることができるのでしょうか。近年質的調査研究が盛んに行われる中にあって、量的調査研究のあり方について、改めて問い直されているように思います。

特に、大学院生が個人的な研究の中で調査を行い、学位論文を執筆しようとするとき、量的調査の手法はいかに有効な手段となり得るのでしょうか。そもそも、大学院生は個人的な研究の中で量的調査の手法を用いた研究をいかに進めることが出来るのでしょうか。

今回の研究会では、量的調査の手法を用いて、認知症グループホームにおける虐待予防に関する研究を進められている日本社会事業大学大学院の松本望さんに話題提供をお願いしました。

松本さんは、ご自身もグループホームで働いた経験を持ち、大学院進学後は、認知症グループホームの介護職員が求める虐待予防対策とは何かというテーマのもとで、量的調査の手法を用いた調査研究を進め、昨年度修士論文「認知症グループホームにおける介護職員が求める虐待予防策の検討―虐待予防策の因子構造と属性との関連をもとに」をご執筆されました。

その中では、認知症グループホームで働く介護職員を対象として行った虐待予防に関する質問紙調査をもとに、介護職員が求める虐待予防対策について検討されました。

そこで今回の研究会では、近年大学院の中でも質的調査研究が盛んに行われる中にあって、そうした量的調査研究にあえて「挑んだ」という研究の背景から、修士論文の概要、量的調査研究を行う中で感じた意義・苦労・疑問についての話題提供をもとに、量的調査研究をめぐる諸問題について考える機会としたいと考えております。

7月29日に研究会を開催します

2012年7月7日 by 事務局

来る7月29日(日)に研究会を開催することとなりました。みなさまぜひご参集ください。

【テーマ】
量的調査研究の意義や疑問
―認知症グループホームにおける虐待予防に関する研究を通して―

【日時・場所】
2012年7月29日(日)14:00~
早稲田大学早稲田キャンパス26号館502教室
( http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html )

【趣旨】
現在、量的調査を手法とする研究はいかに進めることができるのでしょうか。またそこからいかなる知見を得ることができるのでしょうか。近年、量的調査研究のあり方について、改めて問い直されているように思います。

そこで今回の研究会では、量的調査の手法を用いて、認知症グループホームにおける虐待予防に関する研究を進められている日本社会事業大学大学院の松本望さんに話題提供をお願いしました。

松本さんは、ご自身もグループホームで働いた経験を持ち、大学院進学後は、認知症グループホームの介護職員が求める虐待予防対策とは何かというテーマのもとで、量的調査の手法を用いた調査研究を進め、昨年度修士論文「認知症グループホームにおける介護職員が求める虐待予防策の検討―虐待予防策の因子構造と属性との関連をもとに」をご執筆されました。

今回の研究会では、近年質的調査研究が広まる中にあって、そうした量的調査研究に至るまでの背景、修士論文の概要、量的調査研究を行う中で感じた意義・苦労・疑問についての話題提供をもとに、量的調査研究をめぐる諸問題について考える機会としたいと考えております。

本研究会はどなたでも参加できますが、ご出席をお考えの方はあらかじめ事務局( info@survey-npo.jp )までご連絡下さい。

「社会調査データのアーカイブ化」コメント

2012年7月6日 by 事務局

2012年3月18日に開催されました研究会「社会調査データのアーカイブ化」にご参加くださいました方々からさまざまなコメントをいただきました。そのいくつかを紹介いたします。

・八木良弘さんより
これまでアーカイヴ化の問題については、少し避けていたところがあります。アクセスのしやすさなどを追い求めすぎると、逆に元の資料の価値がそこなわれるかもしれないとおもいました。勉強になりました。ありがとうございます。

・浦田三紗子さんより
アーカイブ化の作業に携わっている内部の者として「原爆と人間アーカイブ」の試みがどのように「外部」の方たちに見られているのかが分かり、その中でもういちど自分の行っている作業を対象化できたという意味でとても勉強になりました。ありがとうございました。

「社会調査データのアーカイブ化」記録(4)

2012年7月2日 by 事務局

2012年3月18日に開催されました研究会「社会調査データのアーカイブ化」の中で交わされました議論について、そのいくつかをご紹介いたします。全体討論の中で話し合われた内容の要約です。

[アーカイブの作業をめぐって]
・(アーカイブ化の作業の中で)調査原票に触れられたのは良かった。

・トランスクリプトの照合作業は、精神的負荷大きいが、やる価値はあった。

[二次分析の可能性]
・二次分析にもっていくのがアーカイブの本義。量的調査は多いが、質的調査の例は少ない。

・質的調査データのアーカイブは、先駆的である。どう二次利用に開いていくのか?色んな観点から利用できるようにする必要がある。

・他人の質的調査データは手をつけにくい。文脈が分からないと分析に使うのはこわい。かといって自由にできないのもまずい。