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「調査実習という経験」コメント(4)

2010年12月27日 月曜日

2010年12月4日に開催いたしました「調査実習という経験」にご出席くださった方々からさまざまなコメントを頂戴しました。そのいくつかを紹介しています。第4回目は青木海さんから寄せられたコメントです。

(調査は研究のためだけのもの?という問題について)

研究のためだけのものではない、と思います。この調査で初めて出会った方との交流を通じて、単位などを超えた、私個人にとって考えさせられることがあったからです。

(今回のイベントに参加して)

当時の私の記憶、経験をこんなに楽しそうに聞いて頂けるとは思いもよらなかったです。とても楽しい時間で、私にとっても考えさせられる貴重な経験でした。

どうもありがとうございました。当日の模様については当ブログ12月9日付記事の印象記などもご参照ください。

「調査実習という経験」コメント(3)

2010年12月23日 木曜日

2010年12月4日に開催いたしました「調査実習という経験」にご出席くださった方々からさまざまなコメントを頂戴しました。そのいくつかを紹介しています。第3回目は工藤将充さんから寄せられたコメントです。

(調査は研究のためだけのもの?という問題について)

「研究だけ」ということはないと思います。というよりも、研究のためだけに留めておくのはもったいないと言う方が正しいと思います。

確かに、研究の手段として、結果を出すために調査は使われます。しかし、学術的な分野以外でも使っていった方が良い結果が生まれると思います。

そうすることで「思いもよらない」発見があったり、もっと気軽に調査が広まれば、世間の調査に対する理解も深まると思います。

(今回のイベントに参加して)

貴重な時間をありがとうございました。こういったフォーラムに参加させていただくことで、より自分の中身が広まったと思います。また一つ自己・他者の認識が深まりました。

どうもありがとうございました。当日の模様については当ブログ12月9日付記事の印象記などもご参照ください。

「調査実習という経験」コメント(2)

2010年12月20日 月曜日

2010年12月4日に開催いたしました「調査実習という経験」にご出席くださった方々からさまざまなコメントを頂戴しました。そのいくつかを紹介しています。第2回目は黒野亜由美さんから寄せられたコメントです。

(調査は研究のためだけのもの?という問題について)

私にとっての調査は、自分の成長の機会だったと思います。研究や単位のためだけのものではないと思います。今回のイベントで、いろいろな経験のできる実習だったと再認識できました。

(今回のイベントに参加して)

5月に報告書の検討会をして以来、実習のことを振り返ったり話したりする機会がなかったので、改めて調査のことを思い出し、自分にとってどんな経験だったのかを振り返ることができました。するどい質問もあって、自分の中で考えがまとまらない答えもしてしまいましたが、参加者の方のお役に立てたならうれしく思います。

どうもありがとうございました。当日の模様については当ブログ12月9日付記事の印象記などもご参照ください。

「調査実習という経験」コメント(1)

2010年12月16日 木曜日

2010年12月4日に開催いたしました「調査実習という経験」にご出席くださった方々からさまざまなコメントを頂戴しました。そのいくつかを紹介していきます。第1回目は前田雅俊さんから寄せられたコメントです。

(調査は研究のためだけのもの?という問題について)

調査は研究のためだけではないと思います。調査を通して自分自身を理解し、成長するきっかけになるものである、自分のためのものだと思います。

(今回のイベントに参加して)

つたない話にかかわらず、聞いていただきありがとうの気持ちでいっぱいです。今回のイベントを通して自分が経験したものや思いを再確認することができました。

日常生活を過ごしていくうちに、調査を通して得た気づきや決意が薄れてしまい、自分がわからなくなっていた時だったので、自分自身を見直すいい機会になりました。

角度の異なる質問により、今まで疑問に思わなかった部分に気がつくことができました。

どうもありがとうございました。当日の模様については当ブログ12月9日付記事の印象記などもご参照ください。

「調査実習という経験」印象記・その2

2010年12月13日 月曜日

(前回からのつづき)

去る12月4日に開催された「調査実習という経験」の様子をお伝えしています。ゲストの話題提供のあとは参加者みんなでの意見交流の時間となりました。今回は質疑応答のなかでも印象に残ったものをいくつかご紹介します。

 *

Q: 楽しいから厳しい実習も挫折せずにできたとのことだが、楽しいだけでできるほど簡単なものではなかったのではないか。モチベーションはどこにあったのか。

A: バイトやクラブ活動で忙しかったが、充実していたので両立できた。バイトなど働くことならば将来いくらでもできる、今しかできないこと(調査という経験)を優先しようと思うようになった。

Q: 具体的なテーマに絞るのではない「人生を聴く」ようなインタビューはどのような感じだったか。どこまで行けば「その人と出会う」「その人をわかる」ことができるのだろうか。

A: 初めは自分の仮説やテーマを追求するようなインタビューをしていたが、次第に対象者の方は人生を伝えたいと思っていることがわかってきた。人生を教えてくれた。テーマとは関係ないようなことでも、そこにその人の人生が表現されていることもある。

Q: 授業の課題としてインタビューしていたか、それとも一人の人間としてインタビューしていたか。それには変化はあったか。

A: 初めは課題という意識が強かったり、そのようなことを考える余裕はなかった。しかし次第に変化していき、一人の人間として聴き、トランスクリプトを読むようになった。合宿などを契機に実習メンバーでお互い刺激し合うことができるようになった。

Q: 調査実習を終えて、他の人にも聴いてみたいとか、もっと違うことも聴いてみたいと思うことはあるか。調査の経験を発展させていくことはできているか。

A: 忙しいので考える余裕はなかったり、日常生活で直接的に経験を活かすことはないかもしれない。それでも何らかの形で調査経験を活かすことはできているように思う。仕事の世界・実社会と調査は通じる面がある。たとえば人の見方、人との関わり方、意見の伝え方など。とことん人と関わる調査をしたことで自己理解が深まった。自分の生き方を見つめることにつながっている。

他にもいろいろなことが話題にのぼりました。どのような反省があるか、もう一度調査をするならどのようにしたいか、自分自身の発想を忘れないことの重要性、研究目的でない調査の自由や可能性、異なるスタイルの調査では対象者との関わり方も異なること……。4時間近い長い会となりましたが、議論は尽きることはありませんでした。